Amazonクラウドや既存社内リソースを活用し、パブリック・クラウド / プライベート・クラウドを意識せず、ハイブリッドで大規模な オープンプラットフォーム・クラウドを容易に構築可能

クラウド・コンピューティングのプラットフォームを提供するMorphlabs (モーフ・ラブズ)社は、このたびクラウド環境の構築・管理とアプリケーションの配布を自動化するソリューションを導入が容易な低価格なハードウェア・アプライアンスとして提供する「mCloud (エム・クラウド) シリーズ」を、2010年2月1日より販売開始します。
mCloudシリーズはオープンな設計思想で開発されており、プラットフォームを限定せずにクラウド・アプリケーションを移植可能で、パブリック・クラウドとプライベート・クラウドを意識することなくリソースを柔軟に最適活用でき、ハイブリッドで大規模なクラウド環境への展開も可能です。
なお、Morphlabs社は、現在、100%出資子会社として日本法人を設立準備中です。


◆ クラウド・ポータビリティを実現するオープンな設計思想
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
Morphlabs社は、クラウド・コンピューティングが発展していく上で、ベンダー・ロックインのない移植性の高い環境が重要であると考えており、オープンプラットフォームのクラウド環境を提供するmCloudシリーズは、mCloud上で開発したアプリケーションを他のクラウド環境に移植可能なクラウド・ポータビリティを実現します。また、仮想化環境、DBサーバー、アプリケーション・サーバーなども、プロプライエタリー製品はもちろんのこと、多数のオープンソース環境に対応しているため既存のIT資産を有効活用することも可能です。
これにより、パブリック・クラウド / プライベート・クラウドを問わず、ビジネスニーズに応じた最適なプラットフォームでクラウド・コンピューティングを展開することが可能です。


◆ 真のクラウド・インフラを実現するオート・スケーリング技術
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
mCloudシリーズは、クラウド環境の管理を自動化するエンジンを搭載しており、サーバー間のルーティング、バックアップ、アプリケーション・サーバーやデータベース・サーバー設定など、従来はインフラ技術者でなければ構築できなかったクラウド・サービスに必要な環境設定作業を自動実行プログラムとしてテンプレート化しています。これにより、熟練のインフラ技術者が数週間かけて構築していた環境を、直感的なGUIによる数回のクリックだけで10分前後で構築可能で、柔軟かつ短期間にインフラ・リソースを増減できます。また、ピーク時に合わせたリソースを長期間で確保するのでなく、分単位のニーズに合わせて最適なリソースを確保できることから、大幅なコスト削減を容易に実現できます。
さらに、開発済みのアプリケーションのデプロイメントや管理を自動化するエンジンも搭載しており、アプリケーションごとの詳細な環境設定やリソースの確保なども自動的に処理されます。
クラウド・コンピューティングの最大のメリットは、ITリソースを柔軟に拡張/縮小できることにあり、また、単に処理能力を満たすだけではなく、瞬時に使える状態で提供できることが重要です。しかしながら、従来は、インフラ・リソースが揃っていても、必要な環境構築を人手で行っているためビジネスニーズに迅速に対応できず、サービス規模の拡大/縮小に応じてシステムの処理能力を柔軟に増減することはできませんでした。
これに対して、mCloudシリーズにより、プライベート・クラウドを構築する一般企業やデータセンターなどのクラウド・サービス提供者は、クラウド環境開発の作業負荷と運用コストを最低限に抑え、短期間でサービスを開始できます。また、ニーズに応じて柔軟かつ瞬時にインフラ・リソースの増減が可能となり、真のクラウド・コンピューティングを実現します。


◆ 提供形態とターゲットユーザ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
mCloudシリーズは、プライベード・クラウドを構築するユーザ、ホスティング・プロバイダ、SI事業者を対象とし、以下の3種類の形態で提供します。

(1) mCloud Server
一般企業向けの中・小規模のプライベート・クラウド向けに、クラウド環境に必要な仮想サーバーとその制御機能、自動管理機能などをオールインワン・パッケージとして、1つのシャーシ内にまとめて提供します。1仮想サーバー当たりのコストをパブリック・クラウドと同等程度であり、PaaS機能を備えたセキュアなプライベート・クラウドを実現することも可能です。システム構築の所用時間は10分以下で、Amazon AWS上でのリソース立ち上げより短時間でシステムを稼動開始できます。

(2) mCloud Controller
データセンターや一般企業内の大規模クラウドを対象に、手作業でのサーバー設定やシステム管理などを排除し、自動運用を前提としたクラウド環境を短期間で実現するために必要な機能を網羅した制御用アプライアンスです。アプライアンスを冗長化することで、無停止クラウドを実現することもできます。仮想リソース・サーバーは、顧客の既存サーバーやAmazon AWSなどのパブリック・クラウドを活用することも可能です。

(3) mCloud On Demand
必要なリソースを社内でなく、社外に持つことが可能なお客様に対して、Amazon AWSなどのパブリック・クラウドを活用して必要な時に必要なリソースだけシステムを構築することができるサービスのみを提供します。mCloud On Demandは、パートナー企業経由で提供され、アプライアンスの購入は不要です。


また、上記の他に、mCloudシリーズには低価格のスタータ・キットモデルがあり、小規模ユーザ向け、ならびに、企業のシステム部門やSI事業者が、商用環境や実用環境に展開する前の検証利用に最適です。

Morphlabs社は、IaaS / PaaS / SaaSプラットフォームの幅広ニーズに対応するため、今後、ハードウェアベンダ、SI事業者、iDC事業者、アプリケーション・ベンダなどクラウドに係わる様々な企業とのパートナー関係を充実させてクラウド・エコシステムを構築していく計画で、向こう3年間で20億円の売上を計画しています。

なお、既に多くの事業者が検証を開始しており、近日中に、「ハイブリッド・クラウド」への取り組みを展開する株式会社CSKシステムズ(http://www.csk.com/systems/)、クラウド化iDC事業を計画している株式会社ブロードバンドタワー(http://www.bbtower.co.jp/)が、mCloudシリーズを活用したサービスを提供開始する予定です。また、236万ユーザを超す利用実績を持つグループウェア「デスクネッツ」をはじめ、営業支援システム「デスクネッツ サザン」、顧客対応サポートシステム「デスクネッツ キャムス」、イントラブログ「デスクネッツブログ」などの多数のアプリケーションを、パッケージとSaaSで事業展開している株式会社ネオジャパン(http://www.neo.co.jp/)は、mCloudシリーズを活用し、様々なクラウド・プラットフォーム上での製品展開を開始する予定です。


◆ mCloudシリーズの概要と販売価格
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(1) mCloud Server: 月額70万円から (契約期間2年以上、3年目以降は自動更新)
  最大100VMまでの構築・管理が可能
 ・ ハードウェア:IBM製ブレードサーバー「IBM BladeCenter」HSシリーズ
          シャーシ「IBM BladeCenter S」

(2) mCloud Controller : 月額20万円から (契約期間2年以上、3年目以降は自動更新)
 最大100VMまでの構築・管理が可能
 ・ ハードウェア:IBM製x86サーバー「IBM System x3550 M2」

(3) mCloud Server - スタータ・キット : 月額10万円から (契約期間3ヶ月以上)
 10~20VM程度の構築・管理が可能
 ・ ハードウェア:Shuttle社製システム


◆ mCloudシリーズの特長
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
(1) 実績に基づくノウハウを結集
Amazon AWS上において、過去3年間で全世界約4,000以上の顧客にサービス提供実績があり、クラウド・システム構築・運用時の課題に対するノウハウを活かしたソリューションです。

(2) オープンな設計思想
Amazon AWS APIと互換性のあるオープンな標準APIを採用するなど、クラウド・ポータビリティを意識して設計されているため、mCloud上で開発したアプリケーションを、他のクラウド環境に移植することも可能です。オープンソースの仮想化環境、DBサーバー、アプリケーション・サーバーに対応しており、既存のIT資産を有効利用することも可能です。運用・監視ツールもオープンソース(Eucalyptus、Nagios、Puppetなど)を活用することで、標準的な運用環境を提供します。

(3) 仮想マシンの効率的な管理手法
管理対象のイメージ数を最小限にする独自手法を提供します。
なお、Amazon EC2での約4,000ユーザを対象とするサービスでも、管理しているイメージはわずか2つ(32ビット / 64ビット)です。

(4) 構築・管理・アプリケーションディプロイメントの完全自動化
リソースのプロビジョニングや、分散アプリケーション・サーバー管理、サーバー間のルーティング、物理サーバー/仮想サーバー/アプリケーションの3つのレベルでのプラットフォーム全体の監視/自動修復、DB管理/バックアップ、ストレージの割り当てなどのインフラ管理を全て自動的に行います。
また、「Auto-Apps機能」により、管理者の関与なしにアプリケーションを自動的にデプロイ可能で、複数のアプリケーションを同一クラスタ上に展開可能なことからリソースを最大限に活用でき、アプリケーションごとの詳細設定、追加リソースの確保なども自動的に処理します。

_____________________
■ 日本法人設立について
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
株式会社モーフ・ラボ (英文標記: Morphlabs, K.K.)
※ Morphlabs社の100%子会社として設立予定

所在地 :東京都港区 (予定)
代表者 :Winston Damarillo (ウィンストン・ダマリロ), CEO, Morphlabs,Inc.

◇ Winston Damarillo(ウィンストン・ダマリロ), Morphlabs 社 CEO 略歴
米インテル社でのベンチャー・キャピタリストとして、また、個人起業家としてIBMに買収されWebSphere Community Editionとして立ち上がっているGlueCode社を含む多くの企業をIPOまたは有益な企業買収に導くなど目覚しい実績を持つ。Morph Labs社を含む3社から成るG2iXのCEOとして、アジア市場への最先端技術の普及に努め、フィリピンのソフトウェア産業の発展を目指すNPOであるPhilippine Software Industry Associationのインターナショナル・マーケティング・ディレクタも務める。

_____________________
■ G2iX / Morphlabs について
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
http://g2ix.com/
エンタープライズ・クラウドコンピューティングのソリューションを提供するMorphlabs社(http://www.mor.ph/) は、Fortune500企業、ISV、世界中のベンチャーなどに、最も価値の高い革新的なソリューションを提供するグローバル・テクノロジ・リーダであるGlobal Gateway Innovation Exchange (G2iX)グループの一員です。G2iXのグループ企業は、Morph Labs社の他に、多くのオープンソース・ソフトウェアの技術者を擁しソリューションサービスを提供するExist Global社(http://www.exit.com/)、開発効率向上のための統合検証環境を提供するMaestroDev社(http://www.maestrodev.com/)があります。G2iXは2001年に設立され、本社は米カリフォルニア州ロサンゼルスにあり、世界4ヶ国(フィリピン、オーストラリア、米国、日本)にオフィスがあります。140名以上の優秀なエンジニアを擁しており、ApacheやEclipseなどのオープンソース・プロジェクトにも大きく貢献しています。
Morphlabsの詳細は、http://www.g2ix.com/morph/ およびhttp://www.mor.ph/ をご覧ください。